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2月のParis
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月を越えてしまいもう3月ですが、先月終わりごろにParisに行ってきました。出張ではなくある意味自分へのご褒美かね、しかも家族が気前よく許してくれたので一人旅。実は今回ご縁があってBlogを通じて知り合ったLA MASONDEMOINEAUのすずめさんのオーガナイズでパリの日本人パティシエ先任者であるAngelique Chiba 千葉好男先生のプロ・レスンがあると聞き、日程も都合よくあったのでぜひにとお願いして参加させていただいたのです。ユーロスターの予約をいれた3週間前くらいから気分はうきうき。なんていっても結婚してから出張以外でひとり旅なんて生まれて初めて、しかも行き先はParis。どうしたって浮かれちゃいます。それに目的はパティシエ修行(笑)普通の観光旅行とちょっと違います。

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すずめさんのお料理を作るところを拝見して美味しいお料理をいただいたり、買い物に付き合っていただいたりと、とても幸せな2日半の旅を体験しました。画像はすずめさんのお宅でいただいたパルメザンのチュイールと美味しいオリーブ、マッシュルームクリームの入ったクジュール(クジュールとはチーズ味のシュー皮)それからお豆のサラダとレッドペッパーのマリネ。うちみたいに子供相手の料理が多いとこういうワインやお酒に合うつまみ系の品々にとにかくあこがれちゃう・・・うちのちびっこが大きくなってダーとふたりでワイングラスを傾けながらこんなおしゃれなおつまみを食べる日はまだまだ遠いなと思いつつ、全部いただきました。しかもこれだけでなく!別皿でフォアグラのディッシュもいただきました。

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レッスン当日手際のよい彼女の横でお手伝いしながらもいろいろ勉強。お昼もさっさと美味しいものを作ってくださり、料理ってやっぱり頭のいい人でないとできないよな~とか納得しつつ粉を計ったり、振るったりして準備。フランスに滞在するといつも思うのですが、ドーバー越えただけでなんでこんなに食材やら食べ方やら食に対する情熱が違うんでしょう・・・・と感じつつ何で私はイギリスに住んでるのかな~としんみりしちゃう。ダーに言わせると「イギリスに住んだから君は料理に(より)興味もったんじゃないの」だって。そうかもしれない。

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千葉先生のレッスンでは、Saint Marc (サン・マルク): ビスキュイ・ジェコンドをベースにクレーム・ガナッシュとキルシュ酒入りクレーム・シャンテイィ(ゼラチンの入ったクリーム)のケーキ、Macaron au Cafe (コーヒー・マカロン)とそれからさくさくのサブレ生地で作るSable Vignon(レーズンサンドサブレ)の3種類。すごく勉強になったのは実際のプロのパフォーマンス。レシピ本に載っていない部分を意識してメモしたり写真に撮ったりしてみた。例えば、お砂糖と水で作ったシロップを卵に混ぜるときの速度やどのくらいの高さから落としいれるとかそういうところが見たかった。やはりお菓子つくりは職人技だなと本当にしみじみ実感。

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出来上がったSable Vignonはそれはそれは美味しかった。さくさくのサブレ生地とバタークリームとレーズンのコンビネーションがたまらない。自宅でこんなお菓子食べられたら本当に素敵。子供たちにも食べさせたくて2つ持って帰ってきたらやっぱり気に入って3人で取り合ってた。「ママもこれ作れる?」と聞かれたので頑張って再現してみようと思う。

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Saint Marcはすごく手のかかるケーキだと思っていたけど、ゼラチンの入るクレーム・シャンテイィがすごく扱いやすそう。私の場合チョコレートの湯煎が鬼門なので(苦笑)今回本当の製菓用のチョコレートをParisで買ってきたのでそれでちゃんと作ってみようと思う。成功したらまたBlogに載せましょう(笑)

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もう一品のMacaronsも家庭でこれだけできれば本当にお菓子やさんと思えるくらい美味しかった。周りはカリっとしていて中はしっとり。コーヒー味でなくて別の味も作ってみたいなぁ~★
パリ旅行のスライドショーは
こちら。Flickrにアップロードしてある画像はオリジナル、Blog記事の画像は全部フォトレタッチソフトで加工してあります。
by kagatas-table | 2007-03-03 15:49 | Holiday


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